PDF の折り返し

注意: この機能は UNIX では使用できません。

PDF を折り返して、一時的に文書ウィンドウの幅に相当する単一の列として表示できます。この折り返し表示により、テキストの各行を読むために横方向にスクロールする必要がなくなるため、モバイルデバイスの小型スクリーンや、標準モニターで大きく拡大した場合でも、文書が読みやすくなります。

折り返し表示をしている間は、文書の保存、編集、印刷はできません。

ほとんどの場合、折り返し表示には読み取り可能なテキストだけが表示されます。フォーム、注釈、電子署名フィールド、およびページ装飾(ページ番号、ヘッダ、フッタなど)は、折り返し表示されないテキストです。読み取り可能なテキストとフォームフィールドまたは電子署名フィールドが同じページに含まれる場合、そのページは折り返し表示されません。縦組みのテキストも折り返し表示では横書きになります。

Reader は、タグなしの文書に一時的にタグ付けしてから、折り返しを行います。PDF 文書の作成者は、文書をタグ付けすることで折り返し表示用に最適化できます。タグ付けされていれば、複数のブロックに分かれたテキストが正しく折り返され、内容が適切な順序で表示されるので、複数のページや段にまたがる文章に他の内容が割り込むことがなく、読者がスムーズに読み進むことができます。

文書の読み上げ順序を確認する簡単な方法は、折り返し表示で表示してみることです。

タグ付き PDF の折り返し

注意: この機能は UNIX では使用できません。
 次のいずれかの操作を行います。
  • 表示/ズーム/折り返しを選択します。

  • Ctrl+4 キーまたは Command+4 キーを押します。

「折り返し」表示を選択する前の文書の「ページ表示」設定が「見開きページ」である場合、文書を折り返すと、「ページ表示」設定は自動的に「単一ページ」になります。「折り返し」表示を選択する前の文書の「ページ表示」設定が「連続見開きページ」である場合、文書を折り返すと、「ページ表示」設定は自動的に「連続ページ」になります。

折り返し表示の解除

注意: この機能は UNIX では使用できません。
 折り返し表示で、次のいずれかの操作を行います。
  • 表示/ズーム/折り返しを選択します。

  • Ctrl+4 キーまたは Command+4 キーを押します。