低速および高速初期化

高速初期化の考慮事項

[高速初期化] タスクは、仮想ディスクにあるすべての物理ディスクを初期化します。 [高速初期化] タスクは、物理ディスクのメタデータをアップデートして、すべてのディスク容量が今後の書き込み操作に使用できるようにします。この初期化タスクは、物理ディスク上の情報が消去されてないので迅速に終了しますが、物理ディスク上の情報は今後の書き込み操作で上書きされます。

注意: 高速初期化を実行すると既存のデータにアクセスできなくなります。このタスクはデータ破壊であると考えてください。

[低速初期化] タスクと比較した場合、 [高速初期化] タスクには以下の利点があります。

  • [高速初期化] タスクは短時間で完了します。
  • [高速初期化] タスクは物理ディスク上のディスクブロックにゼロを書き込みません。これは、 [高速初期化] タスクが書き込み操作を実行せず、 [低速初期化] タスクよりもディスクの劣化が少なくなるからです。

物理ディスクに問題があった、またはディスクに不良ディスクブロックが存在する可能性がある場合は、[低速初期化] タスクの実行をお勧めします。このタスクは、不良ブロックを再マップし、すべてのディスクブロックにゼロを書き込むからです。